フェンシング シン・アラム 特別メダル 画像

“魔の1秒”により五輪メダルを逃したフェンシング女子、
韓国のシン・アラム選手に特別メダルを提案。
その疑問の残る試合内容を解説！



ロンドン五輪フェンシング女子韓国代表のシン・アラム
選手は30日、エクセル展覧会センターサウスアリーナで
行われたエペ個人準決勝で
ブリッタ・ハイデマン（ドイツ代表）と対戦、
その後両者とも接線が続き延長戦に入りました。

お互いのポイントは、終了1秒前の時点で5－5と並んでおり、
更にシン・アラム選手は試合前の抽選で「延長でも同点で
終われば勝利する」という
プリオリテ（優先権）を得ていたのです。

あと1秒というところでシン選手は2回の攻撃を防ぎ、
このまま決勝戦進出かと思われましたが、
何故か審判は電光掲示板に表示された残り時間を
「0秒」から「1秒」に戻し、シン・アラム選手は
ハイデマン選手にコンマ数秒の間に
攻撃を許してしまったのです・・・！
そして何故か試合が終わった時も
電光掲示板の残り時間は1秒だったそうです。

シン・アラム選手　画像

シン・アラム選手は1時間以上も
ピスト（フェンシングの試合用コート）に座り込み、
抗議しましたが判定は覆ることが無く、
その後の3位決定戦でも逆転負けをしてしまったそうです。

そしてその試合の翌日、
ＦＩＥ（国際フェンシング連盟）側が計時方法に
問題があることを認め、申選手に謝罪し、
シン選手に特別メダルを授与することになったと発表。

シン選手は「試合後、2時間しか眠れなかった。
特別メダルをいただけることになったという話を今聞いた。
でも、私の気持ちは変わらない。それは五輪メダルでは
ないから。結果を受け入れ難い。ミスが招いたものだから」

とコメントしたそうです。。。
今回は不明瞭な判定や判定ミスが続出していますね、
後味の悪い結果になってしまった事に
同情します。。。

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